ゼンリン、ユーザーの要望を生かした「ゼンリン電子地図帳Zシリーズ」新版

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2007/01/12 10:13



 ゼンリン(原田康代表取締役社長)は1月10日、地図ソフトのゼンリン電子地図帳Zシリーズの最新版「ゼンリン電子地図帳Zi9」5タイトルを2月9日に発売すると発表した。価格は「DVD全国版」が1万4490円、「DVD全国版 ガイドブック付き」が1万6065円、「DVD関東・東海・関西版」「DVD東日本版」「DVD西日本版」が7875円。対応OSはWindows XP、2000。

 ユーザーの要望をもとに全面的にリニューアルした。インターフェイスは、スクロール方法を好みに応じて選択できるようになった。「ファイル」「表示」「ツール」などのメニューバーを採用し、使いやすさを向上。緯度・経度や標高、方位を常時表示するステータスバーも画面下部に配置。地図の文字サイズも変更可能。

 地図は、06年8月までの市町村合併に対応した地図データを採用。交差点の名称数を増やし、一方通行の表示も追加。地図操作パレットを使用することで、地図の向きを360度回転できる。道路は一般道・都道府県道など表示を細分化した。GPSを用いた世界共通の測地基準「世界測地系」に対応。

 検索・経路探索は、「リスト」「キーワード」「最寄り」の3つからタブを選んで検索することで操作手順を簡素化。時速や経由地の入れ替えなど、経路探索条件を詳細に設定できるようになった。また、検索結果をリスト化し、経由地がひと目でわかる結果詳細パレットを追加。電車の路線と組み合わせた検索も可能。

 編集機能は、アイコン、図形、文字など、地図上にユーザーが追加する情報をレイヤで管理できる「オーバーレイヤ機能」を搭載。また、地図上に作成する図形に画像を貼り付けられるので、航空写真などほかの地図を重ね合わせた地図が作れる。