米ラスベガス開催中のデジタル機器の国際総合展示会「2007インターナショナルCES」で1月9日、基調講演に米デルのマイケル・デル会長兼CEOが登壇、「ホーム・エンターテインメントの実現には、ブロードバンド(BB)の普及が重要になる」と強調した。

 米ラスベガス開催中のデジタル機器の国際総合展示会「2007インターナショナルCES」で1月9日、基調講演に米デルのマイケル・デル会長兼CEOが登壇、「ホーム・エンターテインメントの実現には、ブロードバンド(BB)の普及が重要になる」と強調した。

 デジタル機器を活用した家庭でのエンターテインメントは映像や音楽、ゲームなど。なかでもオンラインゲームは、プレイの最中に常時インターネットに接続していることが必須のサービス。しかも、データのダウンロードには迅速性が求められるため、ユーザーは回線スピードが速いFTTH(Fiber To The Home=光ファイバーによるインターネット接続)サービスなどに加入していることが望ましい。

 デル会長は、「最近では、ホーム・エンターテインメントとして人気を集めているのがゲームだ。しかし米国では、それを取り巻くブロードバンド環境が発展していない」と指摘。一方、「韓国では、ブロードバンドが発達しているため、オンラインゲームが盛んになった。日本でも、今後はFTTHの加入者が増大するとの予測がある。光ファイバーの整備が不可欠なのではないか」と述べた。

 同社のビジネスは、現状では法人向け事業が売り上げの85%を占めているが、コンシューマー向け事業の拡大を狙って、ゲーム用パソコンメーカーの米エイリアンウェアの買収やゲームユーザー向けモデルの市場投入などで、ゲーム分野で需要を掘り起こそうとしている。気軽にオンラインゲームを楽しむユーザーが増えれば販売台数を伸ばすことができる。ブロードバンド環境の整備に期待しているのはそのためだ。

 また、基調講演には俳優のマイク・マイヤーズ氏がゲストで登場。主演・脚本を務めた映画「オースティン・パワーズ」のドクター・イーヴル役に扮してパフォーマンスも披露。内容は、ラスベガスの地下秘密基地で世界征服を企む悪の帝王ドクター・イーヴルが「デル暗殺計画」を企てるが、デル会長兼CEOからバックアップサービスなど利便性の高い説明を受けて計画を断念する、というものだった。