シャープ(町田勝彦社長)は米国時間1月7日、ラスベガスで記者会見を開き、世界最大108インチの超大型液晶テレビ「AQUOS(アクオス)」を発表した。ラスベガスで8日から開催される世界最大の国際家電見本市「2007インターナショナルCES」に参考出品するほか、07年夏をめどに製品化を目指す。

 これまで薄型テレビでは、松下電器産業のプラズマテレビ「VIERA(ビエラ)」シリーズの103インチが世界最大サイズだった。今回のシャープの発表で、プラズマの優位性の一つである「大画面」の頂点を、液晶で奪ったことになる。

 藤本俊彦・取締役海外事業本部副本部長(米州担当)・シャープ・エレクトロニクス・コーポレーション取締役会長兼社長は、「ワールドワイドで液晶テレビの需要は大きい。小型から大型までラインアップを揃えることで、さらに拡大する」と話し、大画面化が液晶テレビ市場の拡大に一段と寄与する可能性を示した。

 今回CESに参考出品する108インチの液晶テレビは、「ほぼ完成度に近い製品」(加藤直樹・AVシステム事業本部液晶デジタルシステム第2事業部長)という。世界で初めて第8世代のマザーガラスを採用した亀山第2工場で生産された「ブラックASV液晶フルスペックハイビジョンパネル」を採用。水平1920×垂直1080画素の画素数を持つ。画面サイズは横2386×縦1344mm、対角は2738mm。

 現段階で発売日や価格などは未定だが、「商談ベースでは、業務用で話が来ている。07年夏には市場投入を目指す」(同)方針。コンシューマー市場でも需要があるとも見ている。シャープでは、今後ユーザーニーズやマーケットなどを詰め、発売日や価格、販売ルートを決定する予定。