レノボ・ジャパン(天野総太郎社長)は12月5日、電子ペンと指で画面に触れて操作する、B5サイズの法人向けタブレット機能搭載ノートPC「ThinkPad X60 Tablet」を12月下旬に発売すると発表した。価格は26万1450円。

 レノボ・ジャパン(天野総太郎社長)は12月5日、電子ペンと指で画面に触れて操作する、B5サイズの法人向けタブレット機能搭載ノートPC「ThinkPad X60 Tablet」を12月下旬に発売すると発表した。価格は26万1450円。


 電子ペンと指でパソコンを操作できるワコムの最新センサーシステム「Penabled DualTouch(ペナブル・デュアルタッチ)」を採用した業界初のノートPC。ディスプレイには12.1V型の液晶パネルを採用。「マルチ・タッチ/マルチ・ビュー」機能では、電子ペンでデータに手書きのコメントが加えられるだけでなく、指でPC画面のスクロールやメニュー操作ができる。入力用の電子ペン「デジタイザー・ペン」は後部に消しゴム機能を備え、普通のペンのような使い勝手の良さを実現した。

 特殊な偏光フィルムを使い外光の反射を抑えることで、屋外でのディスプレイの視認性を高めたほか、500ルクス程度の明るさのオフィスでも140:1に近いコントラスト比を確保するなど室内での視認性も向上させた。また、ユーザーが使用する液晶ディスプレイの向きに合わせて画面が自動的に変わる「アクティブ・ローテーション」機能を搭載したほか、タブレット機能用ボタンやショートカットメニューも備えるなど使い勝手も追求した。

 CPUにはインテルのデュアルコアCPU「Core Duo L2500(1.83GHz)」を採用、HDDは80GB、メモリは512MB。「双方向スキャン指紋センサー」を配置し、セキュリティ性能を高めた。外出先で使うことを想定し、液晶ディスプレイを回転させるヒンジの耐久性を向上させたほか、持ち運びの際に生じる振動に対する内部部品の耐久設計なども見直すことで、高い堅牢性も確保した。サイズは幅274×奥行き244×高さ27-33mm、重さは1.83kg。OSはWindows XP Tablet PC Edition 2005。


 レノボではこれまでもタブレットPCを販売してきたが「数千台程度」(石田聡子・執行役員)だった。今回、タブレットならではの使いやすさに加えて、高性能CPU、セキュリティ、堅牢性をアピールすることで、企業の需要を開拓する狙い。

 同時に、東京大学とマイクロソフトの3社で共同する教育情報化プロジェクト「TREE(Todai Redesigning Educational Environment)」協力すると発表した。「ThinkPad X60 Tablet」を提供する。

 レノボでは、大学のゼミで、1つの文献を複数の学生が電子文書で共有し、各々がタブレットPCを使って電子文書に直接書き込んだコメントをプロジェクタで投影して、お互いの意見を一覧して比較しながら議論を行うといった活用を想定している。教育環境におけるITの活用を促進するのが目的で、プロジェクトを通じ、将来の日本のビジネスや技術をリードする人材を育成することに貢献する。