ライブドア、金融事業部門を175億円で投資会社に売却

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2006/11/22 22:05

 ライブドアは11月22日、金融事業部門のライブドアフィナンシャルホールディングス(LDFH)を12月20日に独立系の投資会社アドバンテッジパートナーズ(AP)に売却すると発表した。売却額は175億7700円。

 ライブドアは11月22日、金融事業部門のライブドアフィナンシャルホールディングス(LDFH)を12月20日に独立系の投資会社アドバンテッジパートナーズ(AP)に売却すると発表した。売却額は175億7700円。

 LDFHの全発行済普通株式8010株を、APが管理・運営する投資事業組合などが出資するAPFHに譲渡するもの。APFHはLDFHとその子会社が持つライブドアに対する債務367億円も引き継ぐ。ライブドアは段階的に債権を回収し、LDFHの株式売却と合わせ最終的には現金551億円を得る見込み。

 LDFHは金融事業を営むライブドア証券、ライブドアコモディティ、ライブドアクレジット、ビットキャッシュ、ライブドアカード、セシールクレジットサービスなどを傘下に持つ。ライブドアは1月16日に東京地検特捜部による強制捜査されるなどで証券取引法違反に問われている。今後有罪が確定した場合、ライブドア証券の営業に大きな影響を及ぼすほか、一連の捜査で顧客が流出し業績の悪化や人材の流出が起きていることなどで事業の継続が困難と判断。金融事業部門の売却に踏み切った。