清水寺、世界初の電子おみくじつきのお守り、富士通などのシステム使って

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2006/11/16 15:50



 北法相宗大本山清水寺(清水寺、森清範貫主)は11月16日、「八福神お守り(電子おみくじ付)」を17日から1枚1000円で提供すると発表した。

 八福神(はちふくじん)を印刷した縦54×横86mmのカード状のお守りで、八福神の絵に「FPcode(エフピーコード)」と呼ばれる見えない情報コードを埋め込んだもの。購入した参拝客は、カメラ付き携帯電話で絵を読み込むことで、おみくじサイトにアクセスでき、何度でも運勢を占うことができる。占いの内容は、「大吉」「吉」「凶」などの運勢と、「縁談」「待ち人」などのおみくじ本文。おみくじ本文は、清水寺で古くから提供されているおみくじと同じ内容を採用した。

 お守りは幸和(野村幸男代表取締役)が、富士通(黒川博昭代表取締役社長)のASPサービスとザクト(太田稔代表取締役社長)の「FPcode」を利用したサービス「写ーゲット」を用いて製作、清水寺に納める。

 八福神とは、「恵比寿神」「大黒天」「毘沙門天」「寿老人」「福禄寿」「弁財天」「布袋和尚」の七福神に、多福の象徴である「於福(おふく)」という女神を加えたもの。この扁額が奉納されたことで、清水寺では八福神信仰が盛んになったという。