ベスト電器は11月10日、投資ファンド、フェニックス・キャピタル傘下の家電量販店、さくらやが実施する第三者割当増資を引き受け、子会社化すると発表した。首都圏に強い基盤を持つさくらやを傘下に収めることで、関東で多店舗展開や事業拡大につながると判断した。

 ベスト電器は11月10日、投資ファンド、フェニックス・キャピタル傘下の家電量販店、さくらやが実施する第三者割当増資を引き受け、子会社化すると発表した。首都圏に強い基盤を持つさくらやを傘下に収めることで、関東で多店舗展開や事業拡大につながると判断した。

 ベスト電器はさくらやが発行する新株1134万7000株を1株につき220円で引き受ける。取得総額は24億9634万円で、12月1日までに払い込む。増資後の株式総数は2836万7000株で、ベスト電器は株式の40%を保有。フェニックス・キャピタルは60%を保有し引き続き筆頭株主に留まる。また、ベスト電器とフェニックス・キャピタルではさくらやをベスト電器の連結対象子会社に組み込む株主間契約と引受契約を結ぶ。

 九州を地盤とするベスト電器では、首都圏での事業拡大が見込めると同時に、互いが強みとする商品の相互供給し、顧客の要望に対応できる商品販売体制を強化できるとする一方、さくらやもベスト電器グループに入ることで商品購買力の向上、システムや物流面での効率化が見込め、事業力強化につながるとしている。


 さくらやは1946年設立。首都圏が地盤で、ヨドバシカメラ、ビックカメラと並ぶ家電量販店の老舗で、90年代後半にかけて新規出店を増やしたが、投資負担の増加や価格競争が収益や資金調達を圧迫。04年5月に投資ファンドのフェニックス・キャピタルが買収し、元西友常務の木村喬氏が社長に就任していた。06年2月期の売上高は569億8300万円で、経常利益は1億1800万円。