松下、食器洗い乾燥機15万7986台をリコール、発煙・発火の恐れで

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2006/10/31 19:57

 松下電器産業は10月31日、同社が01年5月から04年3月に製造した食器洗い乾燥機2機種のうち、01年5月から02年5月に製造した15万7986台について、稀に発煙や発火の恐れがあるとしてリコール(無償部品交換)すると発表した。同社では部品交換が終わるまで当該製品の使用をひかえるよう呼びかけている。

 松下電器産業は10月31日、同社が01年5月から04年3月に製造した食器洗い乾燥機2機種のうち、01年5月から02年5月に製造した15万7986台について、稀に発煙や発火の恐れがあるとしてリコール(無償部品交換)すると発表した。同社では部品交換が終わるまで当該製品の使用をひかえるよう呼びかけている。

 対象はスリムタイプの食器洗い乾燥機で、「NP-40SX1」と「NP-40SX2」の2機種。NP-40SX1は01年5月-02年5月までに製造した13万2656台、NP-40SX2は02年4月-02年5月までに製造した2万4550台の計15万7206台。さらに、同社がOEM提供したNP-40SX1と同型の「東京ガスMA-D543A」で、02年1月-4月に製造した480台と、同じく「大阪ガス115-1076」で02年4月-5月に製造した300台も対象。

 05年10月から06年8月にかけて当該機種による発火事故が4件あり、いずれも機器内部へ浸入した洗浄水がモーターに付着しトラッキング現象が発生したことが原因と見られている。同社では11月1日付けの新聞紙上で「謹告」を掲載し、ウェブサイト上でも告知。さらに同社のサービス部門か販売店が無料で部品交換し、対策を行う。

 電話での問い合わせは販売元によって異なっており、松下電器ブランド(National)製品に関しては、フリーダイヤル「0120-871-227」で土、日、祝日を含む24時間受け付ける。また東京ガスブランド製品は、フリーダイヤル「0120-355-426」、大阪ガスブランド製品は、フリーダイヤル「0120-094-817」でそれぞれ問い合わせを受け付ける。