富士フイルム、9万9750円の小型フィルムカメラ「KLASSE W」を8000台限定で

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2006/10/30 21:51

 富士フイルム(古森重隆社長)は10月30日、高性能高級フィルムコンパクトカメラ「KLASSE(クラッセ)W」を8000台限定で12月1日に発売すると発表した。価格は9万9750円。富士フイルムイメージング(杉原和朗社長)を通じて販売する。

 富士フイルム(古森重隆社長)は10月30日、高性能高級フィルムコンパクトカメラ「KLASSE(クラッセ)W」を8000台限定で12月1日に発売すると発表した。価格は9万9750円。富士フイルムイメージング(杉原和朗社長)を通じて販売する。

 「KLASSE W」は、01年に発売した初代「KLASSE」の基本性能を大幅に向上させた35mmコンパクトカメラ。レンズには、一眼レフに匹敵する描写性能を持つ焦点距離28mmF2.8スーパーEBCフジノンレンズを搭載した。レンズ面には電子ビームによる多層コーティングを施しており、逆光などの悪条件下でも高画質な写真を撮影できる。

 クラス最速の500分の1秒高速シャッター(絞り開放時)や、シャッタースピードのファインダー内表示、独立した大型露出補正ダイヤルなど、ハイレベルなユーザー向けの性能を備えた。外観は、フィルムカメラらしいクラシカルで高級感のあるデザインを採用。可能な限り複雑なボタン操作をなくし、ダイヤルを中心とした分かりやすい操作ができるようにした。

 このほかの特徴は、「プログラムAE」「絞り優先AE」の2つの露出モード、豊富なファインダー内情報、3段階の露出で連続撮影するオートエクスポージャーブラケティング(AEB)機能、高精度5点測距オートフォーカス、ISO感度のマニュアル設定機能、暗所でもフラッシュを使わずに自然な雰囲気の写真が撮れる「ナチュラルフォト(NP)システム」など。

 同社では、今回発売する「KLASSE W」と同スペックのボディに焦点距離38mm F2.8レンズを搭載した「KLASSE S」も07年春に発売する予定。