富士通は10月27日、自主回収を実施しているソニー製リチウムイオン充電池を搭載した同社のノートPCで、バッテリーパックが発熱し、火花が出る事故が1件発生したと発表した。国内のパソコンメーカーでソニー製バッテリーが原因で発火事故が確認されたのは初めて。

 事故は24日夜に発生し、ユーザーは手に1-2か所軽いやけどを負った。富士通では「ソニーと共同で調査した結果、原因はソニー製充電池にあるとの共通認識に至っており、原因の詳細については究明中」と説明。原因が解明され次第、ホームページ上でユーザーに対し、順次情報を公開していく。事故により発生したバッテリー、パソコンの交換費用についてはソニーに請求する方針。

 富士通では今回の事故が稀な事象か今後も起こりうるケースについては調査結果から判断するとしているが、万が一発火事故が広がるようであれば大規模なリコール(回収・無償修理)の実施も想定している。

 また、今回の事故を受け、交換対象となるソニー製バッテリーを搭載しているユーザーに対しパソコンの使用について、バッテリーをパソコンから外し、ACアダプターで使用するように求めたり、やむを得ずバッテリーを使用する場合はACアダプターとの併用を止め、熱のこもる場所やホットカーペットの上など発熱する場所での使用は避けるようにといった安全策についてホームページを通じて、改めてユーザーに呼びかけている。