日商エレクトロニクス(日商エレ、辻孝夫社長)は、米タットシステムズ(カリフォルニア州)のPoE(Power over Ethernet)対応モデム「XLP-6800」を発売した。価格は90万円から。

 構内電話線を利用し、最大3km先のPoEスイッチまでイーサネットを延長・接続したPoE対応のネットワーク機器まで電源供給できる業界初のPoE対応モデム。

 電話線を利用するDSL(デジタル加入者線)技術とPoE技術を組み合わせることで、従来100mだった距離制限を大きく上回る、最大3km先までの電源供給を可能にした。通信速度は最大毎秒68メガビットで、3km先でも毎秒5メガビットの速さを確保できるという。

 これまで、ネットワーク機器を設置する場合には、近くに電源を必要としていたが、新製品を利用すれば、電源供給の困難な場所や屋外でも、無線LANアクセスポイント、ウェブカメラ、IP電話、ICタグのリーダーなどを広範囲に設置することが可能となる。

 また、ネットワーク機器の寿命低下と考えられている電源ユニットが不要なため、長期間の安定稼働や導入時のトータルコストの削減が見込める。リモートからの電源リブートが可能で、障害からのすばやい復旧も見込める。