アップル、1台につき10ドルを世界基金に寄付する赤いiPod nano

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2006/10/16 17:13



 アップルコンピュータ(アップル)は、収益の一部を世界基金に寄付する「iPod nano (PRODUCT) RED Special Edition」を発表。直営店とインターネット通販サイトの「アップルストア」限定で、10月13日から販売を開始した。

 9月13日に発売したアルミニウム製の新しい「iPod nano」4GBモデルのきょう体カラーを「赤」に変更したもので、売上金の中から1台あたり10USドルを「世界エイズ・結核・マラリア対策基金(世界基金)」に寄付する。価格は2万3800円。

 今回の赤いiPod nanoは、ロックバンド「U2」のリードシンガー、BonoとBobby Shriverによって創設された「(RED)プロジェクト」の一環。世界基金への寄付を通じて、HIV/エイズに罹患したアフリカの女性や子どもたちのプログラムに資金を提供し役立ててもらう。アメリカの直営店とアップルストアでは、11月から、25USドルの「iTunes(PRODUCT)RED Card」も販売する予定。

 なお、通常モデルを加えると、4GBの「iPod nano」のカラーバリエーションは、シルバー、ピンク、グリーン、ブルー、レッドの5色となる。2GBモデルはシルバー、8GBモデルはブラックのみ。

 「エイズ・結核・マラリア対策世界基金」は、コフィ・アナン国連事務総長などの後援を受けて02年に設立。世界で最も被害の大きい三大感染症対策のため財源を増やし、それらの資金を最も必要とされている地域に振り向け、これまで52億ドルを世界131か国、363以上のプログラムに引き渡した。