日本ビクターは10月11日、同社が開発したVHS方式の家庭用ビデオが、「IEEE(アイ・トリプル・イー)マイルストーン」に認定されたと発表した。優れた基本設計と独自の発明による高い技術力、互換性保持により、VHSビデオが家庭用VTRの世界規格になった点が総合的に認められたもの。

 「IEEEマイルストーン」は、電気・電子技術とその関連分野において社会に貢献した歴史的偉業を称えるために、IEEEが83年に制定。これまで、「ボルタ電池」や「フレミングの二極管」など世界で65件以上が認定されてきた。日本では、「八木アンテナ」(95年)、「富士山頂レーダー」(00年)、「東海道新幹線」(00年)、「セイコークオーツ」(04年)、「シャープの電卓」(05年)に続く6件目で、音響映像分野では初めての受賞。

 同社がVHSビデオ初号機を発売したのは76年9月9日。以来今年で30周年を迎える。この間、世界累計生産台数は9億台を超えたという。