日立製作所は9月6日、地上デジタルチューナー搭載モデルを拡充したコンシューマ向けPCの秋冬モデル「Prius」Sシリーズ8モデルを9月16日から順次発売すると発表した。価格はすべてオープン。

 日立製作所は9月6日、地上デジタルチューナー搭載モデルを拡充したコンシューマ向けPCの秋冬モデル「Prius」Sシリーズ8モデルを9月16日から順次発売すると発表した。価格はすべてオープン。

 新たにラインアップする薄型・軽量ノート「Prius Note」3モデルのほか、一体型デスクトップ「Prius One」3モデル、セパレート型デスクトップ「Prius Air」2モデルの計8モデルを発売する。地上デジタルチューナー搭載モデルはノートPC1モデルを除く7モデルで展開。5モデルだった前シリーズより拡充した。

 都内で開催された発表会の席上、ユビキタスプラットフォームグループの金子徹ユビキタスシステム事業部長は「Priusはこれまでと同じくPC機能付きパーソナルデジタルTVとして市場を創造していく。“きれい”で“便利”な地デジPriusが新製品のポイント。地上デジタル対応ソフトウェア、地上デジタルチューナーモジュール、ハイビジョン映像処理LSIといったコアコンポーネントすべてを自前で開発・製造している強み」を強調。さらに、「昨年はTV機能に絞ったモデルを展開し、地デジ搭載モデルではシェアが伸びているが、全体では3%シェア。Sシリーズでは4万台強の販売を目指す」(同)と抱負を語った。

 ノートPC「Prius Note type k」の「PN39K1S」と「PN37K1S」の2モデルは、地上デジタルチューナーユニットを外付けにすることで、モバイルノートPCとして薄型・軽量を保ちながら、地上デジタル放送の視聴・録画機能を両立させた。また、地上デジタル放送を最大で約84時間と長時間の録画に対応したほか、録画した地上デジタル番組を最大12倍速でCPRM対応DVD-RAM/-RWに高速ムーブすることもできる。

 ノートPCはいずれも、2灯式約500cd/m2の高輝度高色純度、広視野角の「15.4型ワイドスーパーラスタービューEX2液晶」と120GBのHDDを搭載。CPUにインテル Core 2 Duo T5500(1.66GHz)を採用し、メモリ1GBを搭載した構成の「PN39K1S」では、実勢価格は26万円前後の見込み。インテル Celeron M 420(1.60GHz)、メモリ512MBの構成で、「PN37K1S」は同21万円前後、地デジチューナー非搭載の「PN33K1S」は17万円前後の見込み。

 一体型デスクトップ「Prius One type W/S」は、約5秒で地上デジタル放送を視聴できる「エコ・ポン・パッ機能」に、付属リモコンを押してOSを起動せずにTVの電源オン・オフが可能になった「TVモード」を追加。TVとしての使い勝手にこだわったのが特徴。また、奥行き19.8cmの省スペースと、30デシベル以下の静音性を実現した。

 「Prius One type W」は、約450cd/m2高輝度、広視野角、ハイコントラストの「20型ワイドスーパーラスタービュー液晶ディスプレイ」、メモリ1GB、320GBのHDDを搭載。「AW37W2S」は、インテル Core 2 Duo T5500(1.66GHz)、OSにWindows XP Media Center Edition 2005を採用。インテル Viiv テクノロジーを搭載し、映画や音楽などのコンテンツをリモコン操作だけで楽しめる。実勢価格は29万円前後の見込み。インテル Celeron M 420(1.60GHz)搭載の「AW35W1S」は同21万円前後の見込み。「type S」の「AW33W1S」は、インテル Celeron M 410(1.46GHz)、メモリ512MB、HDD320GB、17型液晶の構成で、同21万円前後の見込み。

 セパレート型デスクトップ「Prius Air type R」のコンセプトは、地デジTV付き高性能PC。「AR35R2S」は、インテル Core 2 Duo E6300(1.86GHz)、インテル Viiv テクノロジーを搭載、メモリ1GB、320GBのHDD、約500cd/m2の高輝度 S-IPS液晶を採用した「26型ワイドアドバンスドスーパーピュアカラー液晶ディスプレイ」の構成で、実勢価格は34万円前後、「AR33R1S」は約450cd/m2高輝度、高精細の「19型ワイドスーパーラスタービュー液晶ディスプレイ」を搭載し、メモリ512MB、HDD320GBで同24万円前後の見込み。

 地デジ対応モデルには、同社製ハードウェアの地上デジタル専用LSI「BroadGear」を搭載。ハイビジョン映像の高画質化処理、暗号化、復号化処理を、ソフトウェアではなくハードウェアで行うことで、地上デジタル放送視聴時のシステム負荷を軽減。地上デジタル放送の安定した美しい映像を楽しみながら、PC上で他の作業を行うことができる。さらに、自社製ソフトウェア「Prius Navistation 4」で、EPGによるカンタン予約やキーワード予約ができるようになった。

 また、録画番組のハイライトシーンだけを楽しむ「いいとこ観」は、これまでの12ジャンルに加え、「ドラマ」「ラグビー」を追加した。新製品は、全モデルともDVDスーパーマルチドライブを搭載し、次期OS「Windows Vista」に対応している。