オリエント測器、Suicaなど2枚の非接触ICカードを重ねて使えるカード

ニュース

2006/08/31 15:00



 オリエント測器コンピュータ(オリエント測器)は、Suica(スイカ)やICOCA(イコカ)などの非接触ICカードを2枚重ねて使えるようにする「SKIM SEPARATER(スキム セパレーター)」を9月11日に発売する。価格は1470円。


 2枚の非接触ICカードの間に挟み、カードリーダー(読み取り機)にかざした側の非接触ICカードを読み取れるようにする製品。カードホルダーや定期入れなどに、「スキム セパレーター」を挟んでカードを3枚重ねでセットすれば、ケースに入れたまま、表裏を返すだけで2種類の非接触ICカードを利用できる。

 カードを読み取り機に挿入せずに利用できる非接触ICカードは、電車の通勤・通学定期券やオフィスの入退室用カードなど、さまざまな用途で導入が進んでいるが、通常、2枚の非接触ICカードを重ねると、片方のデータのみを読み取ることができず、エラーが発生して使えなかった。

 同社では、非接触ICカードのスキミングを防止するカードなどを販売しており、複数の非接触ICカードを持つユーザーなどから、カード2枚を同時使用できない不便を解消する製品を求められたという。

 本体サイズは高さ54×幅85.6×厚さ0.8mm、重さは約6g。なお、非接触ICカードは、SuicaやICOCA、Edyなどで使われている13.56Mhzの周波数帯を利用したタイプのみに対応する。