NECディスプレイソリューションズ(NECディスプレイ、津田芳明社長)は、1920×1080画素のフルハイビジョン(フルHD)表示が可能な業務用57型パブリック液晶ディスプレイ「MultiSync LCD5710」を10月16日に発売する。価格は207万9000円。

 1920×1080画素のフルHD液晶パネルを採用し、高精細な画像を大画面で再現できるのが特徴。さらに、中間調の応答速度を改善する「レスポンス・インプルーブ回路」を搭載し、動画表示時などの残像感を低減した。輝度は450cd/m2、コントラスト比は900:1、視野角は上下左右178度。

 また、約100mまでの長距離接続を行った場合でも、信号劣化を抑えて色ずれを補正する機能を盛り込み、設置場所の制限を少なくした。最大5×5枚のマルチスクリーンでの設置も可能。独自の「タイルコンプ(TILE COMP)機能」により、ベゼル幅に相当する信号部分に補完をかけて、画面の切れ目もスムーズにつながるように処理する。

 このほか、「ピクチャー・イン・ピクチャー」や「ピクチャー・アウト・ピクチャー」、メイン画面とサブ画面を均等な大きさで表示する「サイド・バイ・サイド」など、多彩な2画面表示機能を搭載。毎日/各曜日/毎週の中から自動管理する日を選び、電源をON/OFFする時刻を設定すれば、自動的に電源を制御することもできる。入力端子は、遠隔操作と集中管理が可能なRS?232C端子のほか、DVI?DやミニD?SUB15ピン端子、Sビデオ端子、デジタル映像信号向けのHD端子などを装備する。

 大画面のフラットパネルディスプレイは、公共施設、駅、空港、店舗など、公共的な空間における情報表示装置として用途が広がっている。同社では、同市場向けにこれまで最大46型の製品を販売していたが、より大画面で高精細なディスプレイに対するニーズが高まったため、フルHD対応・57型の新製品を開発した。販売目標台数は年間1000台。