富士通、デスクトップPC・ノートPC一新、録画も可能なワンセグノートほか

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2006/08/29 21:16

 富士通は8月29日、デスクトップPC「FMV-DESKPOWER」シリーズとノートPC「FMV-BIBLO」シリーズのラインアップを一新し、計7シリーズ27モデルを9月2日から順次発売すると発表した。価格はすべてオープン。

 富士通は8月29日、デスクトップPC「FMV-DESKPOWER」シリーズとノートPC「FMV-BIBLO」シリーズのラインアップを一新し、計7シリーズ27モデルを9月2日から順次発売すると発表した。価格はすべてオープン。

 デスクトップPC「FMV-DESKPOWER」は、液晶ディスプレイ一体型PC「LXシリーズ」7機種、セパレート型PC「CEシリーズ」5機種の2シリーズ12機種。今回、地上デジタル放送に加え、BSデジタル・110度CSデジタル放送を視聴できるモデルを拡充し、3つのデジタル放送フル対応モデル3機種、地上デジタル放送のみ5機種と半数以上をデジタル放送対応モデルにした。

 デジタル放送対応モデル全機種には、よく視聴する番組を見逃さないようサポートする「いつもの番組」機能を搭載。同機能はNHKと共同開発したもので、ユーザーの視聴履歴データをもとに視聴傾向を分析し、よく見る番組の開始を1分前に知らせたり、その放送開始時刻に自動でチャンネルを切り替えることができるという。このほか、アナログ・デジタルを問わず、テレビ対応モデルすべてに、AV視聴ソフト「MyMedia」の一機能として、リモコン操作でインターネットが利用できる「リモコンでインターネット」を搭載した。

 ノートPC「FMV-BIBLO」は、17型ワイド液晶搭載のAVノート「NXシリーズ」3機種、15.4型ワイド液晶搭載の新シリーズ「NFシリーズ」2機種、15型液晶搭載の「NBシリーズ」5機種、ハイスペックモバイルノート「MGシリーズ」4機種、ワンセグチューナーを内蔵したモバイルタブレットPC「LOOX Pシリーズ」1機種の5シリーズ15機種。

 新シリーズ「NFシリーズ」は、最薄部約33.0mmのスリムなきょう体に、部屋のインテリアと調和するヴィーナス・ホワイトの本体カラーを採用。従来の15型液晶より広い表示領域を持ち、ブラウザやメールを簡単に起動できるワンタッチボタンを装備するなど、使いやすさを追求した。

 「LOOX Pシリーズ」は、利用シーンに合わせてスタイルを変えられるコンバーチブル型構造のタブレットPC。新モデル「LOOX P70T/V」では、約997gの軽量ボディと標準約4.4時間の長時間バッテリー稼働を同時に実現。別売の内蔵バッテリーパックを利用することで、最大約9.3時間使用できる。ワンセグ放送の視聴や録画も可能。ワンセグ放送の視聴・録画は、モバイルノート「MGシリーズ」の「MG50T/V」も対応する。

 「NXシリーズ」は、3機種とも地上デジタルチューナーを内蔵しデジタル放送を視聴できるほか、デスクトップPCのデジタル放送対応モデルと同じく「いつもの番組」機能や「リモコンでインターネット」機能を搭載。また、上位モデル2機種は、CPUにインテル製デュアルコアCPU「Core 2 Duo T7200(2GHz)/T5600(1.83GHz)」を搭載する。

 直販サイト「WEB MART」限定の「FMV-BIBLOシリーズ カスタムメイドモデル」でも同様の強化を図る。なお今回、直販限定モデルとして、12.1型ワイド液晶を搭載した軽量・薄型モバイルノートPC「LOOX Qシリーズ カスタムメイドモデル」を新たに用意する。

 実勢価格は、デスクトップPCの「LXシリーズ」最上位モデル「LX90T/D」が29万円強、ノートPC「NXシリーズ」の最上位モデル「NX95T/D」が40万円前後、ワンセグ対応の「LOOX Pシリーズ」が25万円前後、「MG50T/V」が20万円前後など。