オリンパス、シニア向け710万画素と最高ISO6400の1000万画素デジタルカメラ

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2006/08/28 20:59

 オリンパスは8月28日、防水機能を備えたコンパクトデジタルカメラ「μ(ミュー)」シリーズで、シニア層や初心者をターゲットにした710万画素の「μ 730」と、薄さ22.7mmの小型ボディで、ISO6400の高感度撮影が可能な1000万画素の「μ 1000」を10月中旬に発売すると発表した。価格はともにオープン。

 オリンパスは8月28日、防水機能を備えたコンパクトデジタルカメラ「μ(ミュー)」シリーズで、シニア層や初心者をターゲットにした710万画素の「μ 730」と、薄さ22.7mmの小型ボディで、ISO6400の高感度撮影が可能な1000万画素の「μ 1000」を10月中旬に発売すると発表した。価格はともにオープン。

 「μ 730」は、誰にでもわかりやすい「ユニバーサルデザイン」をコンセプトに、3.0型の大型液晶モニターや、大きく押しやすい日本語表記の操作ボタンなど、使いやすさを追求したモデル。カラーはシルバーとチタニウムシルバーの2色。

 操作面では、複雑になりがちな階層表示ではなく、液晶モニターに大きな文字やアイコンで必要な情報のみ表示する「かんたんモード」、カメラの押すだけで手ぶれ・逆光・赤目の3つを一度に補正できる「かんたん補正ボタン」を搭載。「かんたんモード」時は、自動的に手ぶれを軽減する設定になる。また、通常の取り扱い説明書とは別に、大きな文字とイラストで基本操作を説明する「かんたんポケットガイド」も付けた。

 CCDは有効710万画素で、ズームは光学3倍、デジタル5倍。最高ISO3200までの高感度撮影にも対応する。発売日から07年2月末までの期間限定で、ユーザーからの質問に答える専用の電話相談窓口も設ける。

 一方、「μ 1000」は、有効画素数1000万画素の1/1.8型CCDを搭載し、コンパクトデジタルカメラでは世界最高感度のISO6400で撮影できるのが特徴。夜景でもフラッシュなしで済むという。1000万画素の画質でも、最高ISO1600で撮影が可能。被写体が動くことで起こる被写体ブレを防ぎ、暗い場所でも手ブレせずに撮影することができる。

 「μ 730」と同様に「かんたん補正ボタン」を新たに搭載し、手ブレ・逆光・赤目の3つを一度に補正できるようにした。それぞれを個別に補正することもできる。ズームは光学3倍、デジタル5倍だが、1000万画素の画像の中心部から300万画素分を抜き出す方法で、光学性能を維持したまま5倍ズーム相当の撮影ができる「ファインズームモード」も装備する。

 本体サイズは、「μ 730」は幅95.5mm×高さ61.5mm×奥行き21.0mm、重さは約130g。「μ 1000」は幅97mm×高さ56.2mm×奥行き22.7mm、重さ140g。記憶媒体はともにxD-ピクチャーカードと内蔵メモリ。また、どちらもJIS保護等級4相当の防水機能を備える。