情報処理推進機構(IPA、藤原武平太理事長)は8月4日、夏休み前のセキュリティ対策をサイトに掲載した。個人ユーザー向けに8つの確認事項を挙げ、企業のシステム管理者に対しても同様に注意を喚起した。

 IPAでは、お盆休みや夏休みなどの長期休暇中にトラブルが発生すると、対処が遅れて被害が大きくなる可能性があると指摘。また、スパイウェアへの感染などが原因で、ユーザーIDとパスワードが盗まれ、金銭的な被害に遭うケースも発生していることから、「夏休み前にセキュリティ対策の確認を」と呼びかけている。

 具体的には、(1)OSやブラウザなどのアプリケーションのバージョンアップと修正プログラムの適用、(2)ウイルス対策ソフトの定義ファイルを最新に保つ、設定を「自動更新」にしておく、(3)ブラウザなどのセキュリティレベルの設定、(4)バックアップの実施、(5)休暇中に使用しないサーバーやパソコンの電源を切る――など合計8項目を挙げ、休暇に入る前に設定を再確認することを勧めている。

 また、スパイウェア対策として、(1)スパイウェア対策ソフトを利用し、定期的に定義ファイルの更新とスパイウェア検査を行う、(2)怪しいサイトに近づかない、不審なメールは開かずに捨てる、(3)万が一のために、必要なファイルのバックアップを取る――などの対策を実行し、さらに「安易にプログラムのダウンロードや実行を行わないなど、注意を払う」ように呼びかけている。

 企業のシステム管理者に対しては、「日常のセキュリティ対策内容を再度確認し、可能な対策を実施して万全の体制を整えること」や、新種ウイルスが出現している場合もあることから、「休暇明けには業務に入る前、ウイルス対策ソフトの定義ファイルの更新を忘れずに行う」「休暇中に持ち出していたPCは、LANに接続する前に必ずウイルスチェックをかける」などを挙げている。