BCN(奥田喜久男社長)は8月3日、都内で発表会を開き、デジタル家電の販売情報を提供するデータサービス「新BCNランキング・データサービス」を10月中旬から提供開始すると発表した。

 「BCNランキング・データサービス」は、PC専門店や家電量販店のPOSデータからPCやデジタル家電の販売台数・金額などを日次で収集、集計し、販売情報をアイテム別に販売するデータサービス。98年に開始した同サービスを、今年10月中旬から、大幅に機能を拡充。差分データのメールで配信するこれまでのサービスから、専用サーバーにアクセスして情報の閲覧、分析、ダウンロードを行うASPサービスに移行する。

 そのため確実に最新のデータにアクセスできるほか、またアクセスする端末が固定されないため、モバイル環境でも利用することができる。追加IDを購入すれば同時に複数のユーザーが利用することも可能。さらに、分析・出力機能も強化し、多重条件での絞り込みや、ドリルダウン、9種類のグラフ作成、多次元でのクロス集計(オプション)などの機能も搭載する。

 また、データベースを一元管理することで、情報の公開速度を速め、週次データはこれまでの火曜配信から月曜日の夕方更新へ、月次データは毎月2日配信から1日更新へとスピードアップを図る。

 ラインアップは、関連商品の市場全体を簡単に把握できる「簡易レポート」と、ユーザー自身がデータを分析することができる「定型分析」。また「定型分析」にユーザーが自由に分析軸を設定し、深い分析ができる「拡張分析」をオプションとして用意した。

 「簡易レポート」は価格帯別台数構成や機種・メーカー別のトップ20などをまとめた情報のほか、製品カテゴリー別のサマリーや過去3か月の推移表を付属。提供カテゴリーはデスクトップPC、ノートPCを含む「パソコン」、デジタルカメラとデジタルビデオカメラを含む「画像関連機器」、DVD/HDDレコーダー、DVDプレーヤーを含む「DVD/HDDデッキ」、「携帯オーディオプレーヤー」の5カテゴリー。

 「定型分析」は機種・メーカー別シェア、推移など、基本的な分析軸で見ることができる定型フォームを用意し、条件を設定して絞り込みを行うことが可能。さらに、機種・メーカー別だけではなく、価格帯別の販売数量などを見ることができる「価格帯別集計機能」を搭載する。

 オプションの「拡張分析」はOLAP型の分析ツールで、分析軸を自由に設定するクロス集計が可能。これにより市場をさまざまな角度から分析することができる。価格帯ごとに機種を表示する「価格帯別競合機種分析」や価格帯別の表をさらにメーカー別に分類し、販売数量シェアや平均単価を比較することもできる。

 なお、現行システムは07年1月まで新システムと並行して運用。また新システムを導入するユーザー向けにトレーニングサービスも実施する予定。