メガソフト(井町良明社長)は8月3日、「3Dマイホームデザインコンテスト」の審査結果を発表し、都内で授賞式を開いた。3D住宅デザインソフト「3Dマイホームデザイナー」シリーズの購入者を対象としたコンテストで、今回で9回目を数えた。

 今回のテーマは「3Dで語る豊かな暮らし」。「一般部門」「プロフェッショナル部門」に加え、小・中学生を対象とする「ジュニア部門(個人・団体)」や高校生以上を対象とする「スクール部門(個人・団体)」の6部門で実施。応募作品総数301点の中から20作品が受賞した。応募総数が300点を超えたのは初。

 グランプリには該当作品がなかったものの、準グランプリには、栃木県在住の鬼木征和さんの「子供と一緒に」と千葉県在住の田辺隼人さんの「絶景の我が家」の2作品が輝いた。宮内博実審査委員長(静岡文化芸術大学デザイン学部メディア造形学科教授)は「どちらの作品も優劣がつけがたく、具体的な鬼木さんの作品と理想の住まいの田辺さん作品では狙いが違うため一本にまとめきれなかった」と述べた。

 「子供と一緒に」はバリアフリーと実用性が評価されての受賞。また「絶景の我が家」は家に対する「思い入れ」や「こだわり」を大切にしたデザイン性が認められての受賞となった。

 今回受賞した鬼木さんは、受賞の挨拶で長男の障害に触れ、「住宅展示場などでさまざまバリアフリーを見てきたが、自分たちには即していないお仕着せのように感じた。家は3回建てないと満足のできる家はできなと聞くが、自分のイメージを3Dにして伝えたことで、1回で満足できる家ができた。子供たちと笑いの声の絶えない家にしたい」と語った。なお、「子供と一緒に」で実際に家を建て9月に入居予定。

 このほか優秀賞が5作品。一般部門で愛知県の大矢悟さんの「夢の箱」、プロ部門で兵庫県の安水正さんの「自然と共生する都市型住宅」、スクール部門個人で福岡県九州職業能力開発大学校の社林経典さんの「絆」、スクール部門団体で福岡県大牟田高等学校建築科、ジュニア部門で東京都調布市立若葉小学校の林大樹さんの「アトリエのある家」が、それぞれ受賞した。

 さらに特別賞5作品、奨励賞8作品が発表された。受賞者には、グランプリの該当がなかったため準グランプリは35万円、優秀賞10万円、特別賞5万円、奨励賞1万円がそれぞれ贈られた。

 メガソフトの井町社長は、「実用として使えるソフトに進化させ、住むということに対する情報をきちんと反映できるサービスを提供してきた。今後は、耐震構造プログラムを組み込んだものや、プロ向けのオプションでレンダリングをインターネット経由で早くできるサービスも新たに提供していく予定だ。教育向けのスクールパックにも力を入れていきたい」と語った。