松下、デジタルカメラ「LUMIX」4機種、自動で手ブレと被写体ブレを補正

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2006/07/25 23:39

 松下電器産業は7月25日、デジタルカメラ「LUMIX」シリーズで、世界で初めてカメラが「自動で」手ブレと被写体ブレを補正する、新たなブレ補正機能を搭載した新モデル4機種を8月25日に発売すると発表した。

 松下電器産業は7月25日、デジタルカメラ「LUMIX」シリーズで、世界で初めてカメラが「自動で」手ブレと被写体ブレを補正する、新たなブレ補正機能を搭載した新モデル4機種を8月25日に発売すると発表した。

 ラインアップは、720万画素CCDを搭載した薄型コンパクトタイプの「DMC-FX07(FX07)」と「DMC-FX50(FX50)」、1020万画素ワイドCCDと2.8型ワイド液晶を搭載した「DMC-LX2(LX2)」、1010万画素CCDを採用し、光学12倍ズームと約21倍のEX光学ズームを備えた「DMC-FZ50(FZ50)」の4機種で、コンパクトタイプの「FX07」「FX50」「LX2」は、より広い範囲を撮影できる広角28mmレンズを搭載する。

 4機種共通の特徴として、世界で初めて、カメラが被写体の動きを検知し、「自動で」シャッタースピードとISO感度を設定する「インテリジェントISO感度コントロール機能」を搭載。手ブレを補正する「光学式手ブレ補正ジャイロ」や被写体ブレを軽減する「高感度撮影」との組み合わせで、撮影状況に応じて画質を優先しながらカメラが「自動で」手ブレ補正や被写体ブレを補正する撮影が可能になった。

 「FX07」「FX50」はFXシリーズ「FX01」の上位モデルで、720万画素CCDを搭載、レンズ構成の小型化を図ることで広角28mm対応モデルでは世界最小を実現した。「FX50」は、FXシリーズで初めてモニターに大型3.0型、23万画素の高精細パワー液晶を搭載。「FX07」は2.5型20.7万画素となっている。

 本体サイズとカラーは、「FX07」が幅94.1×高さ51.1×奥行き24.2mm、重さ約132gでシルキーシルバー、グロスゴールド、コンフォートレッド、エクストラブラックの4色、「FX50」は幅97.7×高さ57.1×奥行き25.1mm、重さ約151gで、シルキーシルバー、ミスティピンク、エクストラブラックの3色。

 「LX2」は、16:9の1020万画素ワイドCCDに広角28mmレンズを搭載した同社コンパクトカメラの最上位機種。モニターは2.8型、20.7万画素の高精細パワー液晶を搭載。また、ジョイスティックを装備し、撮影時に絞りやシャッタースピードを自由に設定できるマニュアル露出や、マニュアルフォーカス操作などのフルマニュアル操作ができる。本体サイズ幅105.7×高さ55.8×奥行き26.3mm、重さは約187gで、カラーはシルバーとブラックの2色。

 「FZ50」は、1010万画素CCDを採用し、光学12倍ズームとEX光学ズームで最大21.4倍の望遠撮影が可能なのが特徴。シャッタースピードダイヤルや絞りによるマニュアル撮影にも対応する。本体サイズは、幅131.2×高さ85.5×奥行き142mm、重さ約668gで、本体カラーはブラックとチタンシルバーの2色。

 価格はすべてオープン。実勢価格は「FX07」が4万8000円前後、「FX50」が5万円前後、「LX2」が6万円前後、「FZ50」が7万3000円前後の見込み。いずれも記録メディアはSDメモリカードと、その上位規格のSDHCメモリカードに対応する。