新日本石油(西尾進路社長)は7月24日、灯油仕様の1kW級家庭用燃料電池「ENEOS ECOBOY」の第1号機を、青森県の戸建住宅に21日設置したと発表した。灯油仕様1kW級家庭用燃料電池の戸建住宅への設置は世界初。

 「ENEOS ECOBOY」は、同社が荏原バラード、荏原製作所と共同開発し、3月に商品化したもの。電気と熱を同時に発生させるコージェネレーションシステムで、総合エネルギー効率が81%と極めて高く、CO2の排出量を30?40%削減することができるのが特長。

 「ENEOS ECOBOY」の主な仕様は、定格発電出力が950W、エネルギー効率が発電効率で35%、熱回収効率で46%。貯湯槽容量が200リットルで、燃料は燃料電池専用灯油の「ENEOS FC灯油」。一般灯油は使用できない。大きさは、発電ユニットが幅900×高さ900×奥行き350mm、貯湯ユニットが幅640×高さ1990×奥行き740mm。

 青森県は「あおもり水素エネルギー創造戦略」を策定し、将来の水素社会を先取りした研究開発等を推進しており、その一環として青森県からの委託を受け設置。灯油使用量や排熱回収量等の運転データを提供することにより、青森県の一般家庭での適応性を検証する。