松下、米で世界最大の103V型のフルHDプラズマの受注を開始

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2006/07/11 21:20

 松下電器産業は7月10日、世界最大の「103V型高精細フルHDプラズマディスプレイ(1920×1080ピクセル)」を米国の業務用市場で受注を開始したと発表した。今秋から納入を開始する予定。

 松下電器産業は7月10日、世界最大の「103V型高精細フルHDプラズマディスプレイ(1920×1080ピクセル)」を米国の業務用市場で受注を開始したと発表した。今秋から納入を開始する予定。

 世界的に進展するデジタル高画質放送サービスや、ブルーレイディスクなど次世代DVDコンテンツの拡充にともない、100インチ級の大画面と高画質を両立するデバイスへの要求が高まっている。とくに米国では、超大画面サイズに対するニーズが最も高く、すでに放送局のスタジオモニタや電子看板などの商業用途を中心に引き合いが活発化している。

 こうした背景から、同社は今回、米国の業務用市場で先行して「103V型フルHD PDP」の受注を開始することにした。103V型という迫力ある超大画面でも、自発光型のPDPならではの高輝度・ハイコントラストで質感豊かな高画質映像を提供することで、ビジネス用途だけでなくホームシアター用途も視野に入れ、幅広い市場の多様なニーズに対応していく。

 同社では、尼崎工場の2期ラインが6月末に稼動しフル稼働体制になったことで、06年内には日米欧を中心にグローバルに販売していく計画。民生、業務用合計で年間5000台の販売を目指す。