シマンテック(木村裕之社長)は6月27日、インターネット上での取引・決済の安全性を確保する個人向けソフト「Norton Confidential(ノートン・コンフィデンシャル)」を発表した。Windows版とMac版を用意し、今年の秋以降に発売する予定。

 「Norton Confidential」は、ウェブサイトへのログインやオンライン決済で、パスワードや口座番号などの入力・送信する場合に詐欺的なサイトやクライムウェアから個人情報を守る製品。ユーザーがあるサイト上でユーザーが通信や取引を行った時に、PCと閲覧中のウェブサイトを検査し、個人情報の送信が安全かを即座に教える。

 既存のアンチフィッシングソフトの多くが、詐欺的サイトの判別に「ブロックリスト」だけを用いるが、「Norton Confidential」は、「ブロックリスト」に加えて「ヒューリスティクス」技術も併用しており、未発見のフィッシング攻撃にも対応できる。そのため、キーストロークロガーや画面キャプチャ用トロイの木馬など、パスワードの秘密情報を狙うプログラムも駆除できる。
 インターネットバンキングやショッピングサイトの信頼性を確認する「ウェブサイト認証機能」も搭載。ユーザーが信頼できる「Secure Socket Layer(SSL)」サイトにアクセスすると、「Norton Confidential」が特別なアイコンを表示し、情報送信が安全であることを告知する。認証情報が未知あるいは不正なサイトに送信される際は警告を発し、パスワード強度についての評価も行う。

 シマンテックではユーザー自身が行えるセキュリティのヒントを提供するサイト「TransactSafely」も6月27日から開設した。製品の発売に先駆け、夏にはサイトでベータ版を公開する予定。ユーザーからのフィードバックも受け付ける。