I・Oデータ、より使いやすくなったネットワークメディアプレーヤー

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2006/06/27 11:05



 アイ・オー・データ機器(I・Oデータ、細野昭雄社長)は6月23日、ネットワークメディアプレーヤーで、無線・有線LANを搭載した「AV-LS300DW」と、有線LAN搭載の「AV-LS300D」を発表した。発売日と価格は「AV-LS300DW」が6月下旬からで価格は3万8850円、「AV-LS300D」が7月中旬で3万5490円。

 同社の「AVeL LinkPlayer(アベル リンクプレーヤー)」の3代目モデル。ホームネットワークに接続した本体をHDMI端子やD端子などでTVに接続すると、PCやDLNA対応のDVDレコーダーやLAN接続HDDなどに保存した映像、音楽、静止画をTVで楽しめるようになる。新たにラインアップに加わった2機種ではDVDドライブとUSBポートを装備し、USBメモリやDVD/CDなどに保存したデータも再生できるようになった。

 同社の細野昭雄社長は、「ネットワークメディアプレーヤーの市場は半年ごとにレベルアップをしている」としたうえで、「これに負けないよう、前モデルよりも画質、音質を重視した」と話す。また豊田勝之エンターテイメントユニット ゼネラルマネージャー代理は、「『AVeL LinkPlayer』はリビングに置くことを目標にしている。しかしユーザーからは操作が簡単で、使いやすい機種にしてほしいという声が上がっていた。そこで新製品は家電と同等の使いやすさを追求した」と開発のポイントを語った。

 使いやすさを実現するために、データの共有ができるDigiOn(デジオン)社製のソフトウェア「DiXiM」を採用。標準貼付するPC用のアプリケーションソフト「DiXiM Media Server」をPCにインストールすると、ホームネットワーク上に接続しているPCやDLNA対応のDVDレコーダーなどに保存しているコンテンツを映像、音楽、静止画別に表示することができる。

 全モデルで1つだったUSBポートを2つに拡張。DVDドライブも搭載しており、DVD±R/±RW/+R DL、CD-R/-RWの再生に対応する。また「アップスケーリング」機能を搭載し、DVDビデオなどの標準的な画質をハイビジョン並みの高画質で楽しむこともできる。

 なお対応動画フォーマットはWMV9、DivXRVideo 3/4/5、MPEG-1、MPEG-2。静止画はJPEG、BMP、PNGに対応する。対応オーディオフォーマットはWMA9、WMA9 Pro、MP3、PCM(WAVE)。また同社では「今後のアップデートでiPodへの対応も検討中」としている。