「色も余計な機能もいらないから、とにかくキレイな文字を速く安く出して欲しい」。個人・SOHO向けで人気のページプリンタは、こんなニーズを満たすモデルのようだ。印字品質が高く印刷が速いというメリットがありながら、モノクロの安価なモデルなら実売で1万円台後半と手ごろな価格手で手に入るページプリンタ。「BCNランキング」でその売れ筋をチェックしてみた。

 「色も余計な機能もいらないから、とにかくキレイな文字を速く安く出して欲しい」。個人・SOHO向けで人気のページプリンタは、こんなニーズを満たすモデルのようだ。印字品質が高く印刷が速いというメリットがありながら、モノクロの安価なモデルなら実売で1万円台後半と手ごろな価格手で手に入るページプリンタ。「BCNランキング」でその売れ筋をチェックしてみた。


 インクジェットプリンタでは、コピーやスキャナ、FAXといった機能もついた「複合機」が人気だが、ページプリンタでは逆。「BCNランキング」5月の月次データでは、インクジェットプリンタでは販売台数の86.4%が複合機となっているのに比べ、ページプリンタではわずか22.3%。また、ほとんどすべての機種がカラー出力に対応しているインクジェット機に比べ、ページプリンタのカラー機率は17%。しかも、カラー機のシェアは下がる傾向にある。店頭で販売するページプリンタでは、モノクロのドキュメント印刷に特化した安価なモデルが人気を集めているようだ。

 機種別の直近データを見てみよう。「BCNランキング」06年6月第1週(5月29日-6月4日)では、キヤノンの「LBP3000」が販売台数シェア11.5%で1位を獲得。小型・軽量を追求した低価格モデルで、小型・モノクロ高速エンジンを搭載し、A4サイズで毎分14枚の出力を実現したモデル。2400dpi相当×600dpiの高精細画質ながら、幅369.8×奥行き250.5mmの省スペース設計を実現したのが特徴だ。また、2位はブラザーの「HL-2040」でシェア10.5%。1、2位ともに05年3月発売で、実売が1万円台の定番人気機種だ。

 シェア4.3%で同率6位になったキヤノンの「MF3220」とブラザー工業の「DCP-7010」は、ページプリンタではまだ少数派の複合機。2機種ともコピー、スキャナ、プリンタの機能を1台に盛り込みながら実売で2万円台とコストパフォーマンスが高い。

 8位に入ったキヤノンの「LBP3500」と9位のエプソン「LP-V1000」は、ともにA3サイズ対応モデル。カラー対応モデルはキヤノンの「LBP5000」がシェア3.1%で、11位で初めてランキングに登場するという状況だ。

 小型化や低価格化の進展で、家庭用としても活躍の幅を広げているページプリンタ。現在店頭では圧倒的にA4モノクロ機が強い。しかし、価格がこなれてくれば、より高機能なプリンタの伸びも期待できる。カラー対応や複合機といった高付加価値型製品についても、今後の動きに注目してみたい。


*「BCNランキング」は、全国のパソコン専門店や家電量販店など18社・約2200の店舗からPOSデータを日次で収集・集計しているPOSデータベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで115品目を対象としています。