ブリタニカ、大学向けオンライン百科事典、国内大学の半数への導入目指す

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2006/06/01 10:19



 ブリタニカ・ジャパン(奥井直彦社長)は「ブリタニカ国際大百科事典」のオンラインデータベースサービス「ブリタニカ・オンライン・ジャパン(BOLJ)」を6月1日から大学向けに開始する。

 「ブリタニカ国際大百科事典」をオンライン化したもので、キーワード検索のほか、テーマ別のトピックスからメニューを選択して閲覧することもできる。また歴史上の出来事や生まれた人物を日替わりで紹介するサービス「きょうは何の日?」も提供。英語の「Encyclopadia Britannica Online」も利用することができる。

 料金は大学全体での年間利用料金制で、在籍者数に応じた固定料金制。グローバルIPアドレス認証を採用し、学内ネット上のすべてのPCから利用できるほか、自宅からのリモートアクセスも可能。

 開始当初は「ブリタニカ国際大百科事典・小項目事典」から15万項目以上、「ブリタニカ国際大百科事典・大項目事典」から人名項目を約1300項目、「ブリタニカ国際年鑑」から特別リポート約30本を提供する。「小項目事典」には各項目に多数の写真、イラスト、地図、動画に加え、関連するウェブサイトへのリンクも収録した。今後は「ブリタニカ国際年鑑」の過去の特別寄稿、「人間の記録」や、国情報、各種統計データなどの記事も追加していく。

 同社では「3年間で国内大学の半数に提供」を目標にしており、今年の秋には「図書館や研究所などへも提供していく」(マーケティング部)計画。