日本の有料音楽配信の売り上げは05年1年間で342億円、同年に3598億円だった音楽CD市場と比べ約1割の規模に達したことがわかった。日本レコード協会が発表した会員41社の売上実績によると、05年1年間の有料音楽配信の売り上げは、94.3%と大半が「着うた」など携帯電話向けの「モバイル」で約323億4000万円だった。一方「iTunes Music Store(iTMS)」などのインターネット・ダウンロード向けは18億5000万円で5.4%となり、これらを合わせた有料音楽配信全体で342億円だった。

 日本の有料音楽配信の売り上げは05年1年間で342億円、同年に3598億円だった音楽CD市場と比べ約1割の規模に達したことがわかった。

 日本レコード協会が発表した会員41社の売上実績によると、05年1年間の有料音楽配信の売り上げは、94.3%と大半が「着うた」など携帯電話向けの「モバイル」で約323億4000万円だった。一方「iTunes Music Store(iTMS)」などのインターネット・ダウンロード向けは18億5000万円で5.4%となり、これらを合わせた有料音楽配信全体で342億円だった。一方、同協会が集計している05年音楽CDの生産実績は3598億円。これらを合わせると、DVDなどを除く音楽コンテンツ市場は年間で3940億円という結果となった。

 CDの売り上げと有料音楽配信とを合算した約4000億円の市場では、依然として音楽CDの売り上げが91%を占め圧倒的。一方、昨年8月に日本で開始されたiTMSをきっかけに05年第3四半期以降、インターネット・ダウンロードの売り上げシェアは倍増しているものの、年間を通じての販売金額シェアではまだ1%に満たない状況だ。また、モバイルの売上金額は8%を超えるシェアを維持している。

 しかし、CDの販売枚数とダウンロード回数の比較では、有料音楽配信が47%を占めていることもわかった。曲数や価格の違いが考慮されていないデータではあるものの、数という点では有料音楽配信とCDはほぼ互角の水準に近づいてきた。

 こうした音楽CD市場と有料音楽配信市場の関係について同協会では、「相乗効果を期待している。音楽CDを有料音楽配信が脅かすということではなく、音楽コンテンツの市場が広がったととらえている」(広報部)と評価。さらに「有料音楽配信市場は、モバイル向けの売り上げは対応する携帯電話の機種が増えることもあり引き続き伸びが期待できる。またインターネット・ダウンロード市場も、各社の参入があり今後も伸びていくだろう」(同)と、今後の見通しを示した。