アビオニクス、摂氏-40度から2000度まで測定できる赤外線サーモグラフィー

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2006/02/17 20:50



 日本アビオニクス(アビオニクス、鈴木泰次社長)は、「アドバンスドサーモ TVS?500」を3月に発売すると発表した。非接触で物体の表面温度分布を計測する赤外線サーモグラフィーで、税別価格は330万円。

 国産赤外線センサを採用し、最小温度分解能0.06度と鮮明な高画質映像を実現した。測定温度範囲は摂氏-40度から500度で、オプションの高温フィルタ使用時で摂氏2000度まで対応できる。測定距離は30cm以上。3.5インチ半透過型カラー液晶モニタを搭載する。

 カメラのメモリに新開発のPCソフト「アドバンスドパッケージ」を内蔵。本体とPCをUSBケーブルで接続するとPC上で起動し、オンラインでの表示・記録およびカメラのコントロールが可能になる。

 また、可視画像と熱画像を重ね合わせて同時に「ミキシング画像」として表示可能。熱画像とともに可視画像も表示されるため、異常部位検出などで有効に利用できる。

 カメラを持った状態でも疲れず安定感があるパームグリップタイプのエルゴノミックデザインを採用。可視カメラも一体化した。ボディはアルミ製で、カラーバリエーションはグレーメタリックと、レッドマイカの2色。「RoHS指令」にも対応し、環境に配慮している。