日立製作所ワイヤレスインフォベンチャーカンパニー(木下泰三・カンパニー長兼CEO)は感知した情報を無線で知らせる無線センサー「日立AirSense」を06年1月に発売する。タイプはポータブル型とリストバンド型の2種類。

 ポータブル型無線センサーは、建物の壁などに設置すると「温度」「湿度」「振動」などを検知し、インターネット経由であらかじめ設定したPCや端末に送信する。安定した通信状況を確保するため、設置場所の電波環境に応じて最適な無線伝送ルートを形成する技術を装備した。センサーを追加することで、他の検知機能を利用することも可能。ビルの空調管理や地震対策、食品工場での衛生管理などでの利用を見込む。

 一方、リストバンド型無線センサーは、センサーとマイコン、無線機能を組み込んだ世界最小レベルとなる1.5cm角の低消費電力の基板を搭載。身に付けることで「心拍数」や「脈拍」を感知する機能を持つ。データは、センサーからUSBで接続した専用の受信端末でPCに直接送信する。家族や医者が離れた場所で暮らす高齢者の健康状態を把握するような用途を想定している。

 「ポータブル型無線センサー」がルータやソフトなどのシステムで、「リストバンド型無線センサー」もソフトやゲートウェイのシステムでそれぞれ販売する。価格はともに90万円。