バッファロー、世界標準11a、11g/11b同時接続対応の法人向け無線AP

ニュース

2005/12/27 10:19



 バッファロー(斉木邦明社長)は、法人向け無線アクセスポイント(AP)「AirStationPro」の新製品として、大規模オフィス向けの「WAPM-HP-AM54G54」と中規模オフィス向けの「WAPS-HP-AM54G54」を発売する。

 世界標準IEEE802.11a、11g/11bの同時接続方式を採用、合計11チャンネルの設定ができる。また、クライアントの電波受信感度を向上する「HighPower設計」と、上下階への電波の漏れを最小限にする「水平面無指向性アンテナ」を採用することで、通信安定性を強化した。WPA-PSK、WPA-802.1X、WPA2の無線暗号化と、802.1X/EAPによるユーザー認証などのセキュリティ機能を搭載する。

 さらに、1台のアクセスポイントで複数の無線クライアントをグループ化・分離可能な「MultiSSID」に対応。「WAPM-HP-AM54G54」は26、「WAPS-HP-AM54G54」は10のSSIDを登録できる。別売のアクセスポイント集中管理ソフト「WL-ADT」併用すれば、遠隔・集中管理も可能。LANケーブル経由で電源供給可能な「PoE(IEEE802.3af規格準拠)」にも対応しており、無線IP電話接続に必要な「無線QoS(IEEE802.11e/EDCA)」なども設定できる。

 このほか、インテリジェントモデル「WAPM-HP-AM54G54」は、より詳細なネットワークシステムの管理が可能になる「SNMP」のMIBIIに対応。また、盗難防止用鍵付のセキュリティケースが付属する。

 税別価格は、「WAPM-HP-AM54G54」が8万8000円で06年2月下旬の出荷予定、「WAPS-HP-AM54G54」は5万6000円で06年3月下旬の出荷予定。標準で3年間の長期保証がつく。