NEC(金杉明信社長)は、A4対応カラーレーザープリンタ「カラーマルチライタ 7600C」を発売する。ネットワークに標準対応し、カラー印刷の速度を向上させながら、価格を約2割低減したのが特徴。

 「7600C」は、高速タンデムエンジンとRISC CPU搭載のプリントコントローラを採用。従来製品より、カラーで1.6倍、モノクロでは2.2倍となるカラー最大25ページ/分、モノクロ最大35ページ/分の高速印刷を実現した。ファーストプリント時間も、カラーで11秒以下、モノクロ9秒以下に短縮した。

 また、最大9600×600dpiの高解像度出力に対応し、独自の色補正技術で文書の種類や用途に応じて、最適な色再現ができるようにした。印刷データを暗号化する「SSL暗号化通信」機能によって不正アクセスによる盗み見を防止するなど、セキュリティ機能も強化した。このほか、従来製品では未対応だった、Adobe Post Script3や、デジタルカメラの撮影データを各種メディアから直接印刷できる「メディアプリントキット」に対応した。

 同時発売する、オプションの「A3スキャナユニット」「A4スキャナユニット」は、4.7インチのカラータッチパネルディスプレイを装備し、読み取ったデータを直接パソコンやサーバーに送信する「プッシュスキャン」に対応している。

 読み取り速度は、A3対応モデルで、カラー23ページ/分、モノクロ40ページ/分、A4対応モデルで、カラー20ページ/分、モノクロ31ページ/分と高速。最大50枚の読み込みが可能な「原稿セット」や「自動両面原稿送り装置」を標準装備し、ユニット単体で読み取りデータをPDFやJPEG、TIFFなどへ変換できる機能も内蔵する。データは、本体に挿したUSBメモリに保存することも可能。

 税別価格と出荷開始時期は、「カラーマルチライタ 7600C」が19万8000円、12月15日。「A3スキャナユニット」は29万8000円、12月12日。「A4スキャナユニット」は29万8000円、06年1月5日。NECでは、今後1年間でプリンタ5000台、スキャナユニットは2モデルで3000台の販売を見込んでいる。