東日本旅客鉄道(JR東日本)は、携帯電話機を利用した「モバイルSuica」サービスを06年1月28日午前4時から開始すると発表した。定期券購入など、一部のサービスは同日午前5時から。

 同社とNTTドコモ、ソニーの3社は、今年1月に同サービスの構想を発表。JR東日本は、7月にKDDIとも、同サービスの普及と利用促進で提携した。「モバイルSuica」サービスは、対応する携帯電話を定期券として利用したり、携帯電話に入金(チャージ)した電子マネーで買い物したりできるサービス。現在、JR東日本が提供している「Suicaカード」と同等の機能を携帯電話に持たせることができる。

 対応する携帯電話は、NTTドコモ端末がF902i、N902i、P902i、SH902i、N901iS、P901iS、SH901iS、KDDI(au携帯)が、W32H、W32S。当初、「おサイフケータイに『Suica』の機能を搭載する」としていたが、対応するのは一部に限られる。

 従来の「Suicaカード」と比べて、「モバイルSuica」では駅の券売機などに並ぶことなく、携帯電話の通信機能を使ってチャージしたり、定期券などを購入することができるため、利便性が向上する。現在の電子マネー残額や、利用履歴、定期券の内容などを、携帯電話の液晶画面で確認することも可能。携帯電話から、割安な事前料金と同じ「Suicaグリーン券」を購入することもできる。

 利用には、決済に使う際に必要な、本人名義のJR東日本のクレジットカード「ビューカード」と、「モバイルSuica」サービスへの会員登録が必要。ビューカードの年会費とは別に、モバイルSuica会員から「年会費」を徴収する予定だが、当面は無料とする。

 同社では、今後、モバイルSuica会員向けに、モバイルSuicaからJR東日本の新幹線を予約し、チケットレスで利用できるサービス、インターネットで購入した商品の決済、銀行口座からの直接チャージなども提供していく予定。なお、現在、有効なSuica定期券を持っている場合は、会員登録時に「モバイルSuica」へ切り替えられる。