ブックオフ(坂本孝社長)は11月15日、書籍やCDなどの中古品のインターネット販売事業に本格的に参入すると発表した。同市場で先行するアマゾンジャパンを追撃し、09年3月までに売り上げ10億円を目指す。

 サービス名は「BOOK OFF Online」。Web上で中古品の書籍やCDなどを買い取り、販売する。初期投資額は5億円で、07年9月までにサービスを開始する。子会社のブックオフ物流が持つ物流センター(神奈川県相模原市)にネット販売専用のセンターを設置。まずは、郵送方式で買い取った書籍、CDや店舗の余剰品をWeb専用商品として販売する。ブックオフの店舗がない地域の人たちや忙しく来店できないビジネスマンなどをターゲットとするため、実店舗との競合はないと見ている。

 同社では、これまで関連会社のイーブックオフ(黒田武志社長)を通じて、中古書籍やCD、ゲームソフトの買い取り、販売サービスを行っていたが、10%と出資比率が低いうえ「中古書籍販売チェーンとして60%の市場シェアを獲得して知名度も上がり、商品の在庫数も揃った」(松下展千・IR担当執行役員)として、今回、自ら本格的にネット販売に参入することにしたもの。

 中古品のネット販売では、アマゾンジャパンが「マーケットプレイス」と呼ばれるCtoCサービスで先行している。しかし、本を売りたい人と買いたい人をアマゾンが仲介して販売する方式のため「利用者間同士での手続きが面倒なうえ、複数の相手から購入すると送料が増えるというデメリットがある」(松下氏)という。

 ブックオフでは、自社の持つ豊富な商品在庫に加え、ブックオフと利用者で取引をするBtoC型サービスにすることで「買い取りや販売での手続きの簡素化や低料金の送料といった利便性をユーザーに提供し、アマゾンを抜いて中古書籍販売市場でトップを狙いたい」(同)としている。