楽天の三木谷浩史会長兼社長は11月9日、東京都内で開いた05年度12月期の第3四半期決算説明会で、TBSとの経営統合問題が長期化した場合の財務への影響について、「(TBS株の取得費用は)有価証券をベースにした借り入れと考えれば、配当収入の方が(借入金に対し支払う)金利より大きく問題はない。あせりは感じてない」と語り、今後の対応について余裕を見せた。

 楽天の三木谷浩史会長兼社長は11月9日、東京都内で開いた05年度12月期の第3四半期決算説明会で、TBSとの経営統合問題が長期化した場合の財務への影響について、「(TBS株の取得費用は)有価証券をベースにした借り入れと考えれば、配当収入の方が(借入金に対し支払う)金利より大きく問題はない。あせりは感じてない」と語り、今後の対応について余裕を見せた。

 今回の問題が企業イメージに与える影響についても、「正々堂々と市場で買い付けをし、みんなの利益になると思い(TBSに)提案しているわけで、マイナスイメージになることはない」と強調。一方、TBS側が経営統合提案に対し拒否を示してきた場合の対応については「仮定の話にはコメントできない。柔軟に対応していきたい」と述べるにとどまった。

 また、TBS株を買い増す方針かどうかについても、会見に同席した國重惇史副社長執行役員は「マーケットに与える影響が大きいだけに、コメントを控えたい」とし、言及を避けた。

 楽天の今年度第3四半期(05年7?9月期)の連結業績は、売上高が前年同期比308.5%増の452億2600万円、営業利益が同277.4%増の125億4000万円、経常利益が同278.4%増の130億4200万円、当期純損益が60億1300万円の黒字(前年同期は77億2400万円の赤字)だった。

 クレジットカード事業を手がける楽天KCが連結子会社に加わったことによる業績の上乗せのほか、EC事業、ポータル・メディア事業、証券事業などが順調に推移した。