日立と関西電力グループ、「オール電化次世代ITマンションシステム」を提供

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2005/11/01 10:02

 日立製作所(庄山悦彦執行役社長)は、関西電力(森詳介社長)と提携し、「オール電化次世代ITマンションシステム」の提供を開始した。

 日立製作所(庄山悦彦執行役社長)は、関西電力(森詳介社長)と提携し、「オール電化次世代ITマンションシステム」の提供を開始した。今後、関西電力のグループ会社である関電ファシリティマネジメント(神野榮社長)が中心となり、日立が支援するかたちで、各ディベロッパーへの提案活動を展開していく。また、関西電力グループと共同で、さらなる付加価値サービスの開発を進めていく。

 同システムは、(1)日立のITマンションシステム「net@ITEM(ネット・アット・アイテム)」、(2)関西電力が推奨する「オール電化」、(3)関西電力のグループ会社ケイ・オプティコム(田邉忠夫社長)の光ファイバーインターネット、(4)関電セキュリティ・オブ・ソサイエティ(渡部太刀生社長)のホームセキュリティ―─を組み合わせることで、付加価値の高いサービスの提供を実現するもの。

 具体的には、入居者への安全・安心を図るため、ICカード個人認証によるセキュリティ(エントランス・通用口の入館管理/エレベーター連動運転/居室玄関電気錠制御)、共用部カメラによる映像監視を提供。また、携帯電話による「住戸玄関の戸締まり操作・確認」「給湯器、エアコンなど家電機器の遠隔操作」、メール通知(家族帰宅通知/来訪者通知/宅配ロッカーへの着荷確認)、居室における居住階へのエレベーター呼びサービスなどによって、サービス向上を図る。

 このほか、日立カスタマーセンターによる24時間365日のサポート体制を整備し、警備会社の関電セキュリティ・オブ・ソサイエティとの連携による防犯監視、設備監視および異常時の緊急駆けつけや、ICカード紛失時の即時無効処理などを行う。

 なお、同システムは、新星和不動産(大江眞幸社長)が手がける「プラネスーペリア芦屋船戸町」(兵庫県芦屋市)に導入される予定。