フォトロン、インターフェイスを強化した2次元CADソフト新版

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2005/10/27 10:04



 フォトロン(長瀬朋彦社長)は2次元CADソフト「図脳 RAPID14」と、その上位版「図脳 RAPID14 PRO」を12月6日に発売する。製図の操作回数を抑え、「AutoCAD」や「PDF」ファイルに対応したのが特徴。価格は「図脳 RAPID14」が6万900円、「図脳 RAPID14 PRO」が13万4400円。

 いずれも同社の2次元CADソフト「図脳 RAPID」の最新版で、新製品では操作とデータ管理のインターフェイスを大幅に強化したもの。

 ユーザーインターフェイスに、1つのツールバーで製図ファイルを操作・管理できる「マルチパレット」を採用。作図領域を広げたほか、操作性も向上させた。また、マウスの移動距離を小さくする「右クリックカスタム」や、少ないコマンドで作図画面の拡大・縮小ができる「リアルタイムズーム」、アイコンを1クリックするだけで設定変更が可能な「ワンタッチチェンジ」機能といったマウス操作の省力化機能も盛り込んだ。

 データインターフェイスでは、業界標準となっている「AutoCAD」形式のファイルの入出力に対応し、図面データの「PDF」での出力もできるなど、データ互換性や印刷機能を充実させた。上位版の「図脳 RAPID14 PRO」では、「JW_cad」形式のファイルで図面のレイヤーや線の設定変更をファイル入出力時に可能で、PDFの入力もできる。

 動作環境は、OSが、Windows XP、2000、Me、98SE、CPUは、PentiumIII 450MHz以上などとなっている。