NEC、ノート初のハードウェアMPEG2リアルタイムデコーダ搭載ノートPC

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2005/10/26 15:36



 NECとNECパーソナルプロダクツは、ノートPCとして初めて「ハードウェアMPEG2リアルタイムデコーダ」を搭載し、AV機能を強化した個人向けノートPC「LaVie T」1シリーズ1モデルを発売した。11月24日から出荷開始する。価格はオープンで、実勢価格は24万円前後の見込み。

 高画質回路「ハードウェアMPEG2リアルタイムデコーダ」を搭載することで、従来のLaVieシリーズではソフトウェアで行っていた圧縮映像データの復元をハードウェア上で処理できるようにしたのが特徴。これにより、CPUに負担をかけず、安定したテレビ映像を表示できる。

 液晶は、映画などのワイドスクリーン映像の表示に適した15.4型ワイド液晶で、新たに搭載した4:3の映像を違和感なく16:9のワイド画面に変換する「ハードウェアノンリニアスケーラー」によって、より見やすくなっている。スピーカーには、液晶パネル全体を振動させて音を出す同社独自の「SoundVu」を採用。広いリスニングポイントと臨場感あふれるサウンドを実現した。このほか、オンデマンドで視聴可能なネット映像をリモコンで簡単に見られる「BIGLOBEストリーム(MG)」も搭載する。

 外観は、アルミヘアラインやミラーなどのパーツやレッドボタンなどによって、個性的でインパクトのあるデザインに仕上げた。キーボード上部には、液晶画面の明るさ切り換えや画面の拡大/縮小がワンタッチで行えるボタンも装備している。

 また、きょう体の約75%以上に廃材のポリカーボネートを再利用してノンハロゲン化、ノンリン化と資源の有効利用を両立した「再生エコポリカ」を使用するなど、環境負荷の低減を図っている。

 なお、用途や目的に合わせてカスタマイズできるWeb直販モデル「LaVie G タイプT」も用意する。価格は17万7870円から。同モデルを販売する「NEC Direct」では、10月25日から11月21日15時まで、先着100名に2層式DVDメディアをプレゼントする予約受付キャンペーンを実施している。