日本SGI(和泉法夫社長)は、同社の3D地図アプリケーション開発キット「SGI GEO-Element(ジオエレメント)」とケイ・ジー・ティー(KGT、加藤 浩社長)の基本可視化ソフト「AVS/Express(エーブイエス エクスプレス)」を連携させるモジュールを11月に発売すると発表した。価格は63万円。

 モジュールを組み込むことで、「GEO-Element」が表示する都市空間の中で、ビル風の流れや気象現象などの解析結果を「AVS/Express」で可視化(目に見えるようにする)、シミュレーション。都市でのビル風状況や地域ごとの気象現象、気温の状態、地震や津波の伝搬の様子などを、3次元の地図と流体の流れを示す線で把握できるようになる。

 日本SGIでは「GEO-Element」を建設会社や不動産会社などに販売してきたが、建築の安全や防災意識への関心から、ビル間の風の流れなどのデータを3D地図に合わせ表示したいというニーズが高まっていた。一方、KGTも流体や構造の分析結果をより詳細な画像で表示したい狙いがあり、ソフトを連携することにした。

 モジュールは、日本SGI、KGTがそれぞれのソフト利用者に販売。同時に大学の研究機関などへの新規顧客も開拓する。なお、ユーザーは、利用にあたり、表示・分析したい地域の地図を別途購入する必要がある。