アドテックス(黒瀬克也社長)は、小型ストレージ「ArrayMasStor Q」に「RAID-6」を追加実装し、発売した。

 RAIDとは複数のHDDにデータを分割して記録し、同時にパリティーデータも記録しておく方式。通常のRAIDの多くはRAIDレベル5と呼ばれ、RAIDを構成するHDDが1台故障してもデータを復元できる仕様のもの。今回のRAIDレベル6(RAID-6)では2種類のパリティーデータを記録しておくことで、2台までのHDD障害が発生してもデータを復元できる強力なデータ保護機能を実現している。

 これまでは2種類におよぶパリティーデータの計算手順が複雑化するため、性能が発揮しにくいという欠点があったが、同社開発コントローラ「Q-ENGINE」は、単純パリティ(RAID-5のパリティ)とガロア演算パリティ(追加されたパリティ)の2つのパリティを、新開発のハードウェア(ASIC)で同時生成した。これによって、低速になりがちなRAID-6処理を従来のRAID-5とほぼ同等の速度で実現している。

 さらに、新開発のハードウェアで2台の障害ドライブのデータ復旧処理も1パスで同時復旧可能。任意の2台のドライブが故障した状態でも、実効速度80MB/Sec以上のシーケンシャル・リード・ライト性能が維持される。

 ダイレクト税別価格は34万8000円から。なお、RAID-6モードの追加による価格変更はない。また、すでに出荷した製品でも、ファームウェアを最新のものに更新することで、RAID-6機能を追加できる。