三菱電機(野間口有社長)は9月12日、新たな暗号アルゴリズムとして、実装サイズの小型化を図った「BRUME(ブリュム)」と、処理能力を高速化した「BROUILLARD(ブルイヤール)」を開発したと発表した。


 三菱電機(野間口有社長)は9月12日、新たな暗号アルゴリズムとして、実装サイズの小型化を図った「BRUME(ブリュム)」と、処理能力を高速化した「BROUILLARD(ブルイヤール)」を開発したと発表した。

 今回発表した両アルゴリズムは、同社が1995年に開発した共通鍵暗号アルゴリズム「MISTY(ミスティ)」を元にしたもの。「ブリュム」は、「ミスティ」に比べ容量を約半分にし、自動車の鍵のような小型装置の機器認証などへも組み込みやすくした。

 一方、「ブルイヤール」は、「ミスティ」に比べ処理性能を約10倍に引き上げた高速モデル。3GHzのインテル「Pentium4」プロセッサーで、1ギガバイトのデータを約1秒間で処理することが可能になるという。これにより監視カメラで撮影した映像データを暗号化しても、コマ切れすることがない。

 「ミスティ」は、95年の開発以来、高い安全性と汎用性から広く普及している暗号アルゴリズム。ISO国際標準暗号、日本電子政府推奨暗号など数多くの標準暗号アルゴリズムとして採用されている。ミスティは英語で「霧」を意味し、「ブリュム」はフランス語で「霧」、「ブルイヤール」は「霞」を意味する。