米インテルコーポレーションは、開発者向け会議「インテル・デベロッパ・フォーラム(IDF)Fall 2005」の基調講演で、“人間を認識する”新プラットフォーム技術の展望などを発表した。

 米インテルコーポレーションは、開発者向け会議「インテル・デベロッパ・フォーラム(IDF)Fall 2005」の基調講演で、“人間を認識する”新プラットフォーム技術の展望などを発表した。

 シニアフェロー兼コーポレート技術統括本部長のジャスティン・ラトナー氏は、今後10年間で、“ユーザーを認識する”プラットフォーム技術により、常に変化するニーズに直感的に対応できるシステムの実現が可能になるとした。

 このプラットフォームは、機器自体が自律的で、ユーザーや利用場所を把握するだけでなく、利用者の行動を推測することも可能になる。自律性を確保するには、周囲の環境や動作を認識するためのデジタルセンサーが必要だが、ユーザーニーズを理解し人間に代わって他の電子機器と連係して動作できる、新しいレベルのインテリジェンスも求められる。

 また、複数のタスクや入力ソース(視覚用画像/聴覚と言語用音声/触覚用センサー/記憶用ストレージ/インターネットや他の機器との接続に利用されるネットワークと無線)を管理できる新しいレベルのインテリジェンスを利用して、人々の生活を楽にするように機器に学習させることが可能になるという。

 同社はすでに、1つのプロセッサに複数のコア(いくつかの“頭脳”をもつプロセッサ)を開発し、プロセッサアーキテクチャをスーパーコンピュータ並の性能へと進化させている。今後、人間のニーズをより認識し、そのニーズを満たすプラットフォームを実現させるために、1つのプロセッサに電力効率の高い数十、数百のコンピューティングコアを搭載できるよう開発を進めていく。

 さらに、ユーザー認識型コンピューティングの実現に向けて、専用ロジックを組み込んだセンサー技術をシステム内に搭載した利用方法も調査に着手しているという。今後、よりインテリジェントな製品の提供に向け、さまざまな分野において、機器メーカーやソフトウェアベンダー、開発者などと緊密に協力していく方針。