キヤノンは、大型液晶モニタと新しいユーザーインターフェイスで「撮る」「観る」双方の楽しさを広げたデジタルカメラ、「IXY DIGITAL」シリーズ2機種を9月上旬から順次発売する。価格はいずれもオープンで、実勢価格は710万画素CCD・光学3倍ズーム搭載のシリーズ最上位モデル「IXY DIGITAL 700」が5万3000円前後、500万画素CCD・光学3倍ズーム搭載のシリーズ中位モデル「同 60」が4万円前後となる見込み。

 「IXY DIGITAL 700」は「同600」(05年3月発売)の後継機種で、同社のコンパクトデジタルカメラとして初めて2.5型の大型液晶モニタを搭載。従来の省電力・高輝度バックライトに加え、水平/垂直方向ともに従来比約1.5倍の広視野角を実現したことで視認性が大幅に向上した。

 また、大型の液晶画面を最大限に生かすためにユーザーインターフェイスの見直しを図っている。静止画の画像送りやスライドショーにおける特殊効果をはじめ、カメラの向きに連動して画像の表示方向を自動的に変更する「縦横自動回転再生」など、多彩な再生機能を搭載。撮影時は、ユーザーが構図を簡単に確認できる「グリッドライン」や、アニメーションを使った分かりやすい情報表示などの採用によって、さらなる快適な操作性を実現した。カラーは従来の「シルバーグレー」に加え、ボディの美しさをより強調する新色「サテンベージュ」の2色。

 一方「IXY DIGITAL 60」は、「55」(05年3月発売)の後継。高画質で快適な撮影が可能なシリーズの中位モデル。「700」と同じく、2.5型・広視野角の大型液晶モニタとユーザーインターフェイスの採用で、撮影・再生ともにさらなる快適操作を実現した。また、高精細5.0メガピクセルCCDと超小型の光学3倍ズームレンズ、高性能映像エンジン「DIGIC II」を搭載し、高画質とクイックレスポンスの両立している。

 デザイン面では、液晶モニタの大型化を図りつつ、「55」とほぼ同じサイズのスリム・コンパクトボディに仕上げたほか、新たにレンズ鏡筒から周辺部にわたり、時計の文字盤などに採用されている極光処理を施した。