大日本印刷(DNP)は、クレジットカード会社向けに、ICクレジットカードの暗証番号を即時変更する新サービス「アクティブPIN(ピン)」の提供を11月から開始する。3年間で3億円の売上げを見込んでいる。

 クレジットカードを巡っては、国際ブランドがIC化を推進していることを受け、磁気カードからICカードへの移行が急速に進んでいる。ICクレジットカードは、クレジット決済時に暗証番号入力による本人確認が必須となるため、暗証番号を忘れてしまった利用者や、暗証番号を定期的に変更したい利用者への対応が求められている。

 新サービスは、こうしたニーズに対応するもので、「暗証番号変更ASPサービス」と「暗証番号変更専用端末」の2つの要素で構成される。

 「暗証番号変更ASPサービス」は、同社のもつ暗号処理技術を利用し、同社が運営するICカードデータセンターにおいてコマンド生成プログラムを動作させるサービス。「暗証番号変更専用端末」で暗号化され、ネットワーク経由で伝送された情報(ICカードの情報/新暗証番号など)からコマンドを自動生成し、再び、ネットワーク経由で「暗証番号変更専用端末」にコマンドを伝送し、ICクレジットカードに入力する。

 「暗証番号変更専用端末」は、CAT(Credit Authorization Terminal:加盟店信用照会端末)をベースに、サーバー間の相互認証機能/暗号化通信機能(端末)、認証用ICカードによる操作者認証機能、新暗証番号をサーバーに送信する機能などを追加している。

 新サービスを導入することで、クレジットカード会社は、プログラム開発、ホストコンピュータの改修などのコストと手間を抑え、トータルに業務付加を削減することができる。また、「暗証番号変更専用端末」が設置されたサービスカウンターなどで、(1)免許証などによる本人確認のうえ、暗証番号を忘れた顧客に対して新たな暗証番号を設定、(2)旧暗証番号を入力のうえ、顧客の求めに応じて新たな暗証番号を設定、(3)新暗証番号の照合確認─―などの処理が可能となる。