NECは、無線LAN/FOMA/PHSなどのモバイルデータ通信を利用して、カメラで撮影した映像や音声データをリアルタイムに配信・蓄積できるユビキタスマイクロサーバー「UNIVERGE WNXサーバ」を発売した。価格(税別)は25万7500円。9月下旬から出荷する予定で、1年間で20億円の販売を見込んでいる。

 ウェアラブルコンピュータとして小型カメラと接続し、工事・警備・レスキュー現場などにおいて両手で作業を行いながら、オフィスや監視センターなどのパソコン、外出先のFOMA/無線LANデュアル端末「N900iL」にリアルタイムに映像や音声を配信・蓄積できるもの。手のひらサイズで重量は約180gと軽いため身につけることも容易で、バッテリー駆動で約3時間の連続運用が可能。

 また、ハードディスクなどの駆動部品を搭載していないため、工事・警備・レスキュー現場などでの作業や車載時の振動・衝撃に強い設計となっている。製品本体にはコンパクトフラッシュ型カードを2枚搭載でき、無線LAN/FOMA/PHSなどのデータ通信カードと専用記録カードの組み合わせ方によって、リアルタイム・安定的な配信、2か所への配信、長時間のデータ蓄積などが可能となる。

 これによって、映像・音声の取り逃がしを防止するとともに、迅速な状況判断を下したり、熟練者が遠隔地から映像を見ながらの共同作業や訓練が実施できる。自動車や列車に搭載して渋滞や事故映像を配信したり、固定カメラと接続して自治体の防災監視や交通機関の安全監視、企業の防犯監視などにも利用可能。

 なお、NECのIT・ネットワーク統合ソリューション「UNIVERGEソリューション」をパートナー企業と連携して推進する「UNIVERGEパートナープログラム」に基づき、日本SGI(和泉法夫社長兼CEO)と協力して開発・製品化した。