三洋電機、ぐっすり眠れる「快眠プログラム」を搭載した電気掛敷毛布

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2005/08/02 17:55



 三洋電機は、快適な睡眠を支援する電気掛敷毛布「ぐっすりサポート毛布『ス・ヤ・ヤ』」を9月1日に発売する。当初月産台数は2000台。

 同製品は、業界で初めて「快眠プログラム」を搭載、プログラムタイマー制御により毛布の温度調節を行うことで寝床内温度が調整され、より快適な睡眠へ導く。温度などの設定内容は、一度設定すると次回からはボタンを押すだけですぐに使用でき、「切タイマーコース」により眠っている時の暖めすぎを防止する。

 同社は「すぐに眠れる」「ぐっすり眠れる」「すっきり目覚める」の3つを快眠の条件としている。(1)「すぐに眠れる」は寝床に入ってから寝付くまでの時間が短く、深い睡眠が早く現れる事、(2)「ぐっすり眠れる」は夜中に目覚めることが無く、深い睡眠、浅い睡眠が規則正しい間隔で1晩に3-5回起こる事、(3)「すっきり目覚める」は朝、すっきりと目が覚めて、気分爽快な感じがする事。これら3つのパートでより快適に眠るためには寝床内温度がポイントとなり、この制御を「快眠プログラム」で行うもの。

 まず、床に入る約1時間前に通電し、自動速熱運転で寝床内温度を上げることで、心地良い暖かさで入床、寝つきをよくする。次に就寝時、快眠プログラムをスタートさせ、徐々に毛布の温度を下げることにより、体温や心拍数を下げ、深い睡眠に入り易いようサポート。その後は適温センサーで室内の温度を検知し、寝床内温度を調整することで、暑くも寒くもないニュートラルな状態を作り出し、快適な睡眠に導く。さらに、あらかじめ設定しておいた起床時刻の約30分前から、再び温度を上げていき快適に目覚める準備。設定した起床時刻には、目覚まし代わりにアラームを鳴らす。

 今回、この快眠プログラムの効果を検証するため、立命館大学スポーツ・健康産業研究センターで実験を行ったが、それぞれのパートで効果のあることが実証された。

 毛布の材質には、片面は柔らかでふかふかのマイクロファイバーマイヤーを、もう片面は天然素材で優しい肌触りの綿を採用し、敷いて使う時と掛けて使う時を両面で使い分けることができる。また、丸洗い可能で、ダニを退治する「ダニハンター」など、清潔に保つ機能も備える。

 価格はオープン、実勢価格は、電磁波低減機能搭載の「BKS-PDC200」(カラー:ピンク)が2万円前後、「BKS-PC200」(同:ベージュ)が1万5000円前後の見込み。寸法は188×137cm、消費電力は75W。