ソニー銀行、ソフトウェアキーボード採用でスパイウェア対策

ニュース

2005/08/01 15:10



 ネット専業のソニー銀行(石井 茂社長)は、スパイウェアなどによる不正利用を防止し、顧客が安心して取り引きできる環境を実現するため、8月1日からソフトウェアキーボードを採用するなど2つのセキュリティ強化策を実施した。

 まず、ログインパスワード入力時に、画面上に「キーボード」を表示するソフトウェアキーボードの提供。マウスだけでログインでき、キーボードの操作履歴が残らないため、通常のキーボードより安全性が高い。入力情報を記録してパスワードなどを盗用するキーロガーなどによるログインパスワードの流出を防ぐ。

 また、インターネット・テレホンバンキング・ATMを合計した1日あたりの振り込み限度額を任意で設定できるようにした。限度額は1万円単位で自由に設定でき、0もしくは1から999万円の範囲で設定可能。たとえば、通常設定では1000万円(ATMからの振り込み限度額は200万円)の振り込み限度額を0にした場合、自分がその設定を変更・解除しない限り、絶対に振り込めないため、安全性が極めて高くなる。

 なお、限度額設定の申し込みと解除は、同行カスタマーセンターで電話にて受け付ける。