日商エレクトロニクス(辻 孝夫社長)は、小型・低価格化を実現したPC接続型マイクロフィルム見読機「マイクロフィルムエクスプローラー」を販売開始した。出荷開始は9月の予定。価格は49万8000円。金融機関/メーカー/サービスセンター/図書館、自治体、学校などの公共機関を中心に初年度500台の販売を目指す。

 低価格で高性能なUSB2.0接続式の「デジタルマイクロスコープ」を採用することで、従来、エンドユーザーレベルでは簡単にできなかったPC上でのマイクロ・コマイメージの見読、データ保存を可能にした。幅31cm×奥行き41cm×高さ49cmの小型デスクトップサイズで、約12kgと軽量なのも特徴。デスクトップPCや、ネットワーク、イントラネット上で利用することができる。

 対象フィルムフォーマットは、105mmフィッシュ、アパーチャーカード、フィルムジャケット(標準)と、16mmロールフィルム(オプション、手動)。イメージの反転機能を使って1台でネガ・ポジフイルムどちらも閲覧できる。ページ単位の閲覧に加え、任意の文字列や図といった部分単位での拡大閲覧や印刷も可能。

 マイクロフィルムは100年以上のデータ保存が可能な媒体で、社会的に貴重な記録の永年保存や、企業内の重要データの長期保存に利用されている。また、コンピュータ帳票出力をマイクロフィルムに保存するCOM(コンピューター・アウトプット・マイクロフィルム)は、1998年施行の電子帳簿保存法において国税関係書類帳簿・書類のデータ保存が認められている。

 同社は、創業以来、COM機器の販売・受託サービスを行っており、マイクロフィルムの普及に努めてきた。さらに今後は、新製品を利用した金融機関でのCOM集中管理システムのソリューション提案も行っていく予定。