NECインフロンティア(木内和宣社長)は、業務用PDA「Pocket@i EX」4モデルを8月1日に発売する。9月上旬から順次出荷開始予定で価格はオープン。年間5万台の販売を目指す。

 02年11月に発売した業務用PDA「Pocket@i」をベースに、最新のPDA向けOS「Microsoft Windows CE 5.0」を採用し、手袋使用時でも使いやすいキーストロークやキー間隔を確保したテンキーボードの実装、堅牢性・信頼性の向上、RFIDタグリーダライタや1・2次元コードスキャナの一体化などを図った。

 ラインアップは、スキャナなしモデルと、1次元スキャナ・2次元スキャナ・RFIDタグリーダライタ搭載モデルの計4モデル。今回、新たに投入した「RFIDタグリーダライタ搭載モデル」では、本体背面に内蔵されたリーダライタによって、ISO/IEC15693に準拠したICタグ情報の読み書きが可能。また、「2次元コードスキャナ搭載モデル」では、バーコードだけでなく、QRコードやRSSコンポジットなどの2次元コードを読み取ることができる。

 このほかの特徴は、(1)IEEE802.11b/gに対応した無線LAN機能を搭載、無線LANを介したVoIP音声通話にも対応、(2)自動販売機との通信インターフェースやBluetoothを内蔵、(3)防塵防水性能で、国際規格「IEC 529 IP54」(耐環境規格IP54)に準拠――など。

 販売は、トータルでシステムを提供できる自社の強みを生かすとともに、各分野を得意とするさまざまなシステムインテグレータと連携することで、従来の医療・流通・製造分野に加え、幅広い業種・業態への展開を図っていく計画。一例として、POSシステムのノウハウの活用と「Pocket@i EX」を利用し、場所を問わず会計や発注、検品などが行える「モバイルPOSシステム」の構築や、RFIDシステムの基盤を提供するNECのミドルウェア「RFID Manager」と連携した新システムの提供などを予定している。